技術資料

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構造解析用語
ネッキング現象 (necking phenomenon)
人体において首(neck)は、頭と胸を接続する部分で括れ形状です。従って、このネッキング現象の用語自体は、物体が荷重によりその形状が括れるという意味を持っています。細い金属棒を長さ方向に引っ張ると引張力が働き金属棒の中央部分が細くなります。この現象がネッキング現象の代表的な例です。

 ネッキング現象が発生すると、金属棒の長さ方向に引っ張り力による応力(stress)は括れた部分で最大となります。その理由としては、括れた部分で金属棒の断面積が最小となり、応力は引張力を断面積で割った値であるためです。さらに引張力が継続大きくなると括れた部分での応力は急速に増加し、ネッキング現象は増幅され、最終的に金属棒の括れた部分で切断されます。

 このように、ネッキング現象は構造物の破壊を引き起こせるため、構造の安定性の面で問題視されている現象であります。他の例として、水のような流体の流れにおいて、括れた領域を通過する場合起こります。流体の連続性(continuity)から、断面積が小さい部分での流れの速度は非常に速くなります。このようにネッキング現象は、物体の挙動において急激な変化を引き起こす原因となり、これにより物体の破壊まで引き起こします。


 
 
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