技術資料

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構造解析用語
降伏応力 (yield stress)
物体が外部から荷重を受けると、ある時点までは荷重と共に歪み(strain)と応力(stress)が増加します。また、荷重を除去すると、歪みと応力は線形的に減少し変換前の初期の形状に戻ります。しかし、荷重がある値を超えた場合は荷重を除去しても物体は初期の形状には復元されず、ある程度の永久的な変形を維持することになります。そして、この時点以降の歪みと応力は、線形的な関係を維持することが出来ず、急な歪みを示しながら最終的に破断に至ります。

降伏応力とは、このような挙動を区分する基準となる応力値を意味します。降伏応力以下の荷重では、歪みと応力は直線的な関係を維持し、荷重を除去しても変形は残りません。しかし、降伏応力以上の荷重では、歪みと応力は非線形的な関係を示し、荷重を除荷しても物体には残留変形が残ります。

厳密に言うと、降伏応力よりも少し小さい応力値である比例限度(proportional limit)が基準としては正しいですが、降伏応力と比例限度の差は非常に小さいため、一般的に降伏応力を使用しています。降伏応力は、材料の固有の特性であり、材料ごとに異なる値があります。そして、特定材料の降伏応力は、引張試験と呼ばれる実験装置を用いて得られた応力-歪み関係(stress-strain diagram)から求められます。

 
 
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