技術資料

MIDAS USER SUPPORT SYSTEM
 
構造解析用語
脆性破壊理論 (brittle failure theory)

ガラスや陶磁器のように荷重を受けっても割れるまで変形がほとんどない弾性係数(elastic modulus)がほぼ無限大である材料を脆性材料(brittle material)と定義しています。これらの物体が特定の荷重状態で破壊するかの判断する基準は、金属のような延性材料(ductile material)の判断基準とは多くの違いがあります。

延性材料の場合には、物体内の特定地点での応力が降状応力(yield stress)を超えたかどうかが破壊の基準となるが、脆性材料の場合には、破断応力に達しているかが破壊の基準になります。延性材料と同様に、脆性材料の場合にも、引張だけでなく圧縮荷重によっても破壊が発生します。

脆性破壊の基準としては、大きく三つの理論が多く使われており、その中で最も単純な理論が最大垂直応力理論です。この理論は、物体内の応力値が単に破断応力に達したとき脆性破壊が起こると予測します。

一方、最も多く使われている理論は、クーロン-モール理論(Coulomb-Mohr theory)により、極限引張強度を最大主応力で割った値と極限圧縮強度を最小主応力で割った値との差が1よりも大きくなる場合に脆性破壊が発生すると予測します。実験結果と比較し予測の精度を向上させるため、クーロン-モール理論を修正した理論がモール修正理論(modified Mohr theory)です。しかし、クーロン-モール理論が伝統的に実務設計業務に多く使用されたため、現在もクーロン-モール理論を最も多く使用している傾向です。


 
 
カタログ
製品構成/価額
お問い合わせ
MY スぺース