技術資料

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構造解析用語
クリープ現象 (creep phenomenon)

特定の物質に高い温度で一定の力を加えた場合、内部の抵抗力である応力(stress)は一定の値を維持する一方で変形(deformation)は持続的に増加する挙動を示します。

このように、一定の荷重を受ける物体が時間とともにその変形が持続的に増加する挙動をクリープ現象と呼びます。クリープ現象を応力-歪み線図(stress-strain diagram)で表すと、常温での物質挙動と異なっていること簡単に知ることができます。金属の場合には、外部から受ける力が一定に維持されれば応力値と歪み(strain)も一定の値に維持されます。しかし、クリープ挙動の場合には、応力値は一定であるが歪みが持続的に増加するため、ほぼ平行に近い線図を示します。

クリープ現象は、物体の破壊(fatigue)を引き起こす要因の一つです。常温では荷重の大きさが安全なレベルであっても高温でその荷重が持続的に維持されると変形が時間とともに増加するため破壊に到達することになります。従って、高温状態で動作している部品や組立体を設計では、構造物の安全性を確保するためにクリープ現象の確認が重要です。

 
 
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